美肌を保つために毎日欠かせない洗顔。

ですが、自分の肌質にあっていない洗顔料を使用すると、肌を傷つける結果になるかもしれません。

そこで今回は自分の肌質にあった洗顔料の選び方や、おすすめの洗顔料、正しい洗顔方法をまとめました。

ご自身の肌状況を確認しながら読み進めてください。

市販の洗顔料を選ぶときのポイント

肌質

まず初めに自分の肌質を正しく理解することが大事です。

肌質は水分量と皮脂量で決まり、4種類に分かれます。

洗顔後の肌状態で肌質をチェックする方法

朝起きてすぐに、何もつけずにぬるま湯だけで洗顔し、タオルで水分を拭き取った後、10～15分間何もつけずに放置してください。

その後の肌の状態を観察することで、自分の肌質を以下のように判断できます。

• 全体的にテカリやべたつきがある → オイリー肌（脂性肌）
• 全体的につっぱり感があり、粉を吹いたような状態 → 乾燥肌
• Tゾーン（額・鼻）はテカリ、頬や目元はつっぱる → 混合肌
• 全体的にしっとりしていて、つっぱりもテカリもない → 普通肌

オイリー肌（脂性肌）

皮脂分泌が多く、テカリやべたつきが気になる肌質です。

毛穴の詰まりや黒ずみが発生しやすいため、しっかりと汚れを落とせる洗浄力の高い洗顔料がおすすめです。

乾燥肌

皮脂分泌が少なく、つっぱり感や粉ふきが起こりやすい肌質です。

皮脂がバリア機能を担っているため、洗顔で必要以上に皮脂を落としすぎてしまうと、肌のバリア機能が低下してしまいます。

保湿成分配合で、マイルドな洗浄力の洗顔料が適しています。

混合肌

Tゾーンは脂っぽく、頬や目元は乾燥しやすい肌質です。

部分的に洗顔を使い分けるか、中程度の洗浄力でバランスの取れた洗顔料を選びましょう。

普通肌

皮脂と水分のバランスが良い理想的な肌質です。

基本的にどの洗顔料でも使用できますが、季節や体調によって肌状態が変わることもあるため、シンプルな成分の洗顔料がおすすめです。

使用感

洗顔料の使用感も選択の重要なポイントです。

泡立ちの良さ

汚れをしっかりと落とすためには、洗顔料を泡立て、皮脂や汚れを浮かして洗い流す必要があります。

きめ細かい泡が立つ洗顔料は、肌への摩擦を減らし、汚れをやさしく包み込んで落とします。

洗い上がりの感触

つっぱり感がなく、しっとりとした洗い上がりが理想的です。

過度に皮脂を取り除く洗顔料は、肌の乾燥を招く可能性があります。

テクスチャー

フォームタイプ、ジェルタイプ、固形石鹸など、自分が使いやすいテクスチャーを選ぶことで、毎日の洗顔が続けやすくなります。

洗顔後のさっぱり感や保湿感などは自分の肌質と好みで選んでください。

自分に合い長く続けられそうなものを探し、長期的に肌ケアを行うことが大切です。

香り

洗顔料を使用する際に僕も気をつけているのは香りです。

無香料タイプ

敏感肌の方や香りが苦手な方には、添加物の少ない無香料タイプがおすすめです。

自然由来の香り

ラベンダーやローズなどの自然由来の香りは、リラックス効果も期待できます。

さっぱり系の香り

柑橘系やミント系の香りは、朝の洗顔で目覚めをすっきりさせたい方に人気です。

ただし、香料が肌に刺激を与える場合もあるため、刺激に敏感な方は無香料を選ぶのが安全です。

オイリー肌におすすめの市販洗顔料ランキング

オイリー肌の方は皮脂の分泌が多いため、洗浄力が強くスッキリ感があるものがおすすめです。

特にクレイ（泥）や炭が配合された皮脂吸着効果の高いものがさっぱり感を感じられると共に皮脂や毛穴汚れをしっかりと落とすことが可能です。

1位：ロゼット洗顔パスタ アクネクリア

良い点

• 海泥とガスールのWクレイが皮脂や毛穴の汚れをしっかり吸着
• 洗浄力が高いのにつっぱり感がなく、必要な水分はキープ

気になる点

• 香りが独特で好みが分かれる可能性がある
• 敏感肌の人には刺激を感じる場合がある

海泥とガスールのWクレイが皮脂や毛穴の汚れをしっかり吸着し、洗浄力が高いのにつっぱり感がありません。

イオウ成分と甘草エキスがニキビの原因菌を抑制し、思春期から大人まで年代を問わずニキビケアに効果的です。

2位：Dove　フレッシュ 洗顔料

良い点

• セラミド配合でうるおいを守りながらベタつきを抑制
• 高保湿処方でうるおいを奪いすぎない

気になる点

• フレッシュフルーティの香りが好みが分かれる場合がある
• オイリー肌には洗浄力がやや控えめと感じる場合も

ユニリーバが開発したオイリー肌向け洗顔料で、セラミド配合により肌のうるおいを守りながら皮脂によるベタつきを効果的に抑制します。

高保湿処方で必要以上に皮脂を取りすぎず、テカリやベタつきに悩む方から、ベタつくのに肌のつっぱりが気になる方まで幅広く対応します。

3位：ビオレ おうちdeエステ 洗顔ジェル なめらか

良い点

• 角栓クリア処方で頑固な毛穴汚れもするんと除去
• ジェルタイプで泡立て不要、忙しい朝の時短ケアに最適

気になる点

• さっぱりした洗い上がりで乾燥肌には物足りない場合がある
• ジェル特有のぬるつきが苦手な人には不向き

角栓クリア処方でマッサージしながら毛穴汚れを浮き上がらせます。

洗い上がりは肌がつるんとなめらかで、エステのような特別なケアが自宅で手軽に体験できます。

乾燥肌におすすめの市販洗顔料ランキング

乾燥肌の方は水分量、皮脂量が少ないため、保湿成分が豊富に含まれているジェルタイプやクリームタイプがオススメです。

また洗浄力が強すぎると余計に肌荒れを起こすリスクが高くなるため、肌の汚れは優しく取り除くものを選んでください。

1位：カウブランド 無添加泡の洗顔料

良い点

• 着色料・香料・防腐剤・品質安定剤が一切無添加で敏感肌も安心
• ポンプ式で濃密泡が瞬時に出て、洗い上がりはつっぱらない

気になる点

• 泡がやや軽く、物足りなさを感じる場合がある
• 洗浄力がマイルドで、メイクが残っていると汚れ落ちが不十分

創業100年を超える老舗メーカーの無添加処方で、天然由来アミノ酸系洗浄成分のみを使用しています。

乾燥肌特有のつっぱり感やヒリヒリ感をほぼ解消し、ポンプ式で使いやすく、肌本来のバリア機能を守りながら清潔にします。

2位：ミノン アミノモイスト ジェントルウォッシュ ホイップ

良い点

• 9種の保湿アミノ酸配合で洗いながら肌を潤す
• 弱酸性処方で肌本来のpHバランスを保つ

気になる点

• 価格がやや高めで継続購入に負担を感じる場合がある
• 洗浄力がマイルドで、皮脂が多い時期には物足りない

皮膚科医も推奨する第一三共ヘルスケアのブランドで、9種の保湿アミノ酸配合により洗い上がりのしっとり感を実現しています。

弱酸性処方で肌のバリア機能をサポートし、雲のようなふんわり泡で摩擦による刺激を最小限に抑えます。

3位：キュレル 泡洗顔料

良い点

• セラミド機能成分配合で肌のバリア機能をサポート
• 消炎剤配合で炎症を抑え、肌荒れを防ぐ薬用効果

気になる点

• 薬用成分特有の香りが気になる場合がある
• 泡がやや重く、しっかり洗い流すのに時間がかかる

花王の乾燥性敏感肌専門ブランドの技術で、セラミド機能成分が肌バリアをサポートし、薬用成分が既にできた炎症を鎮静化します。

赤ちゃんにも使える優しさでありながら、大人の肌悩みにもしっかり対応します。

普通肌におすすめの市販洗顔料ランキング

普通肌は皮脂と水分のバランスが取れた理想的な肌質ですが、季節の変化やストレスで肌状態は変わりやすいものです。

洗浄力と保湿力のバランスが取れた洗顔料で、肌の調子を安定させることが大切です。

1位：資生堂 洗顔専科 パーフェクトホイップ

良い点

• 美容液成分50%配合で洗顔しながらスキンケア効果
• 弾力のあるきめ細かい泡で汚れを包み込み除去

気になる点

• 香りが少し強めで苦手な人もいる
• 冬場など乾燥が激しい時は保湿力が物足りない場合も

美容液成分50%配合で洗顔するだけでスキンケア効果が得られ、メレンゲのような弾力泡が肌への摩擦を軽減します。

さっぱりしながらも適度なしっとり感を残し、20代から50代まで幅広い年代に支持されています。

2位：ニベア クリームケア洗顔料 とてもしっとり

良い点

• クリーミーで濃厚な泡立ち
• 乾燥による小じわへの効果も期待できるエイジングケア

気になる点

• しっとり感が強すぎて、夏場やオイリー肌には重い場合がある
• 香りがやや甘めで好みが分かれる

あの青缶で有名なニベアクリームの保湿技術を応用し、洗顔しながらクリームでケアしているようなしっとり感があります。

ホイップクリームのような濃厚泡でリラックスタイムを演出し、継続使用により肌のハリや弾力の改善も期待できます。

3位：ちふれ 洗顔フォーム しっとりタイプ

良い点

• ヒアルロン酸・トレハロース配合で保湿力をプラス
• 無香料・無着色・ノンアルコールで敏感な肌にも優しい

気になる点

• 泡立ちがやや控えめで物足りなさを感じる場合がある
• パッケージがシンプルすぎて高級感に欠ける

創業50年を超える化粧品メーカーが「良いものを適正価格で」のコンセプトで開発しています。

ヒアルロン酸・トレハロース配合で自然な保湿力を実現し、無添加のシンプル処方で肌への負担を最小限に抑えています。

1,000円以下で毎日惜しみなく使えるコスパの良さが魅力です。

混合肌におすすめの市販洗顔料ランキング

混合肌は「Tゾーンは脂っぽいのに頬は乾燥する」という、最も洗顔料選びに悩む肌質です。

バランスを整えることが大切なので皮脂も取りすぎず、適度に保湿してくれるジェルタイプやフォームタイプの洗顔料がおすすめです。

1位：イニスフリー グリーンティー アミノ クレンジングフォーム

良い点

• チェジュ島の美容茶葉とトリプルアミノ酸配合で皮脂をコントロールしながら保湿
• Tゾーンはさっぱり、頬周りはしっとりの絶妙なバランス
• 天然由来成分で敏感部分にも優しい使い心地

気になる点

• 香りが独特で好みが分かれる場合がある
• 韓国コスメのため一部店舗でしか購入できない

チェジュ島の美容茶葉とトリプルアミノ酸の力で、Tゾーンの余分な皮脂はすっきり落としながら、頬などの乾燥しやすい部分はしっかり潤いをキープするのが特徴です。

「混合肌ってどの洗顔料を選べばいいの？」という悩みを一本で解決し、毎日使い続けることで肌の油分・水分バランスが理想的な状態に整います。

2位：無印良品 マイルド洗顔フォーム

良い点

• 無香料・無着色・無鉱物油でシンプルな処方
• 泡立ちがよく、優しい洗い心地で部分的な刺激がない
• さっぱりしながらもつっぱらないバランスの良さ

気になる点

• 特別な美容効果はなく、シンプルすぎると感じる場合も
• 冬場など極度の乾燥時には保湿力が物足りない

無香料・無着色・無鉱物油の優しい処方で、混合肌の部位によって異なる肌状態に均一に優しくアプローチします。

皮脂の多いTゾーンもしっかり洗えて、乾燥しやすいUゾーンもつっぱらない絶妙なバランスで、毎日のシンプルケアで肌質を安定させます。

3位：dプログラム エッセンスインクレンジングフォーム

良い点

• 薬用成分配合で肌荒れ予防効果も期待
• パッチテスト済みで敏感な混合肌にも安心

気になる点

• 価格がやや高めでコスパ面で劣る
• ドラッグストアでの取り扱いが限定的

資生堂が40年以上の敏感肌研究で培った技術を結集し、厳選された成分のみを使用して肌全体への刺激を最小限に抑制します。

薬用成分配合で洗顔しながら肌荒れ予防も可能で、パッチテスト済みの安心設計です。

正しい洗顔の方法

日本皮膚科学会では痤瘡（ニキビ）患者に1日2回の洗顔を推奨しています。

正しい洗顔方法を守ることが美肌への第一歩です。

手を洗う

洗顔前にハンドソープで手をきれいに洗いましょう。

手に雑菌が付いていると、洗顔時に顔に移ってしまう可能性があります。

ぬるま湯で顔を濡らす

洗顔するときのお湯の適温は、ぬるま湯（33～35℃くらい）です。

熱すぎるお湯は必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥の原因となります。

適量の洗顔をしっかり泡立てる

洗顔料を適量手に取り、水を少しずつ加えながらしっかりと泡立てます。

泡立てネットを使うと、簡単にきめ細かい泡を作ることができます。

力を入れずに泡で洗顔

泡を顔に乗せ、手のひらで肌を擦らずに泡で包み込むように洗います。

指の腹で軽く円を描くように動かし、Tゾーンから頬、最後に目元や口元など敏感な部分を洗いましょう。

ぬるま湯で丁寧に洗い流す

洗顔料のすすぎ残しは、炎症など肌トラブルを引き起こす原因のひとつです。

特に髪の生え際やあごのライン、小鼻周りは洗い残しやすいので、丁寧にすすぎましょう。

清潔なタオルで水分をふき取る

清潔なタオルで顔を押さえるように水分を拭き取ります。

ゴシゴシ擦ると肌に刺激を与えるので、優しくタッチするように拭きましょう。

スキンケア

洗顔後はできるだけ早く化粧水や乳液でスキンケアを行います。

洗顔後の肌は特に乾燥しやすいので、時間を置かずに保湿することが大切です。

洗顔をするとヒリヒリするときの対策

洗顔料の見直し

肌にヒリヒリ感を感じる場合は、洗顔料が肌に合っていない可能性があります。

より低刺激な洗顔料に変更するか、洗顔料の使用を一時的に中止して水やぬるま湯のみでの洗顔に切り替えましょう。

かゆみを伴う場合は冷やす

ヒリヒリ感とともにかゆみがある場合は、清潔な濡れタオルで軽く冷やすと症状が和らぐことがあります。

ただし、氷を直接当てるなど過度に冷やすのは逆効果です。

洗顔後すぐに保湿

洗顔後は肌のバリア機能が低下しているため、すぐに化粧水や乳液で保湿を行いましょう。

敏感肌用やアルコールフリーの製品を選ぶのがおすすめです。

過度な洗顔をしない

洗顔をしすぎることで、必要な皮脂を取り除くことで乾燥し、さまざまな肌荒れが起きます。

1日に何度も洗顔をしたり、ゴシゴシ擦ったりするのは避けましょう。

症状が続く場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

まとめ

洗顔は美肌作りの基本中の基本です。

自分の肌質を理解し、適切な洗顔料を選ぶことで、肌トラブルの予防と改善が期待できます。

ポイントのおさらい

• 肌質に合った洗顔料を選ぶ
• 正しい洗顔方法を守る
• 1日2回の適切な頻度で洗顔する
• ヒリヒリ感などの異常があれば使用を中止する

今回紹介した洗顔料はすべて市販で手軽に購入できるものばかりです。

ぜひ自分の肌質や好みに合った洗顔料を見つけて、毎日のスキンケアを楽しんでください。

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参考文献

今日から始める！正しい洗顔: COLUMN-Maison KOSÉ
【LDK公式】プチプラ洗顔料のおすすめランキング14選。ドラッグストアで買える人気商品を比較【2025年】
洗顔するとお肌がピリピリ痛い原因とは? – あしたの美肌