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制汗剤で脇がかゆいのはなぜ?避けるべき成分と安全な選び方

制汗剤を使った後、「脇がかゆい」と感じる方も少なくありません。

かゆみの原因には、制汗剤の成分そのものの刺激や肌の状態が関係しており、放置すると肌荒れや黒ずみの原因にもなりかねません。

本記事では、制汗剤で脇がかゆくなる原因と、敏感肌でも安心して使える選び方・使い方について解説します。

制汗剤で脇がかゆくなる原因

脇のかゆみは、制汗剤の性質と肌の状態が合わないときに起こりやすくなります。

成分の刺激

エタノールや高濃度の塩化アルミニウムなどは、制汗作用が強い一方、刺激を感じやすい成分です。

敏感肌の方は、塗布直後にヒリヒリ感やかゆみを感じることがあります。

肌バリアの低下

乾燥や頻繁な自己処理などで肌のバリア機能が弱っていると、通常は問題のない成分でも、刺激として感じやすくなります。

常在菌の減少

制汗剤には殺菌成分が含まれることがあります。

これによってニオイの原因菌は減りますが、同時に肌を守る常在菌まで減少し、かゆみや炎症を招くことがあります。

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制汗剤で脇がかゆくなりやすい人

脇のかゆみは誰にでも起こり得るものですが、特に以下に当てはまる方は注意が必要です。

敏感肌

敏感肌の方はもともと刺激に弱いため、エタノールや着色料・合成香料などが入った制汗剤で反応が出やすくなります。

関連記事:制汗剤は敏感肌でも使える?安全に選ぶためのポイントと注意点

アトピー体質

アトピー体質の方は皮膚のバリア機能が低下していることが多く、制汗剤の成分による刺激でかゆみを生じやすくなります。

摩擦刺激に敏感な人

脇毛の自己処理や衣服とのこすれによって肌が荒れてしまう方は、制汗剤の刺激でも赤みやかゆみを引き起こすことがあります。

関連記事:花粉による肌荒れはなぜ起きる?|原因やスキンケア対策を解説

制汗剤による脇のかゆみを放置した場合のリスク

一時的なかゆみは自然と治ることもありますが、症状が出ているにも関わらず使い続けると、以下のような症状が出ることがあります。

  • 皮膚炎やかぶれ:赤みや湿疹が悪化し治りにくくなる
  • 炎症後色素沈着:炎症を繰り返すことで脇が茶色や黒っぽく色付く
  • 苔癬化(たいせんか):慢性的な刺激で皮膚が厚く硬くなり、小さなぶつぶつができる

皮膚炎や色素沈着は日頃からの摩擦軽減や保湿によって改善しやすいですが、苔癬化してしまった場合は使用を中止し、薬物療法が必要となります。

違和感がある場合は無理に使用を継続せず、早めの段階で皮膚科を受診しましょう。

脇のかゆみを防ぐ制汗剤の選び方

脇のかゆみを防ぐ為には、成分や処方を意識し、肌に合う制汗剤を選ぶことが大切です。

低刺激成分

かゆみの出やすい方は、肌にやさしい処方の制汗剤を選ぶことが基本です。

「敏感肌用」などと記載された製品は、余計な添加物を極力減らしていることが多く、かゆみや赤みのリスクを抑えられます。

アルコールフリー

多くの制汗剤には、清涼感や殺菌作用を目的としたアルコール(エタノール)が含まれています。

アルコールは揮発する際に肌の水分を奪うため、乾燥や刺激を感じやすくなるのが難点です。

一言でアルコールといってもその種類はさまざまであり、「多価アルコール」などは保湿目的で配合されているなど、全てのアルコールが危険なわけではありません。

敏感肌の方は、「エタノール」など肌に刺激となりやすい成分を避けるとよいでしょう。

無香料・無着色

制汗剤には、香り付けや見た目をよくするため、香料や着色料が加えられていることがあります。

これらはアレルギーやかゆみの原因になりやすく、敏感肌の方は避けた方が安心です。

無香料かつ無着色の製品を選び、香りの強いものは避けましょう。

制汗剤で脇のかゆみを防ぐ使い方

制汗剤は選び方だけでなく、使い方も非常に大切です。

肌に合った製品を選んでも、使い方を誤るとトラブルを招くことがあるため注意が必要です。

パッチテスト

新しい制汗剤を使うときは、いきなり脇に塗らず、まずは腕の内側などの柔らかい部分でパッチテストを行います。

一晩おいて赤みやかゆみが出なければ、安心して脇に使用できます。

清潔な肌に使う

汗や皮脂が残った状態で制汗剤を塗ると、成分が肌に強く作用し、刺激を感じやすくなります。

使用前にはシャワーや濡れタオルで脇を清潔にしてから塗布しましょう。

特に夏場や運動後は、肌の清潔さを保つことでかゆみや炎症を予防できます。

適量を守る

「たくさん塗れば汗を止められる」と思いがちですが、過剰に使うことでかぶれやかゆみを引き起こすことがあります。

制汗剤は適量を守り、薄く均一に塗布することが大切です。

使用後のケア

帰宅後や一日の終わりには、制汗剤をしっかりと洗い流す必要があります。成分が長時間肌に残ると、乾燥や炎症の原因となります。

ぬるま湯と低刺激の石鹸で洗った後は、同じく低刺激の保湿剤を塗って肌を整えましょう。

異常時は使用中止する

赤みやかゆみ・腫れなどの症状が出た場合は、制汗剤が肌に合わないサインです。

そのまま使い続けると症状が悪化し、黒ずみや慢性的な皮膚炎につながる恐れがあります。

異常を感じたときはすぐに使用を中止し、症状が強ければ皮膚科を受診しましょう。

HUNDRED DOCTORのわき用クリームは肌に優しい成分配合

「敏感肌でも安心して使える制汗剤」として注目されているのが、HUNDRED DOCTORのわき用クリームです。

日本人の肌質に合うよう開発されているほか、刺激になりやすいエタノールやパラベンを一切配合せず、敏感肌の方でも安心して継続使用できます。

さらに、肌を守る保湿成分がたっぷりと配合されており、「塗った後に乾燥してかゆくなる」といった心配も軽減できます。

クリームタイプで肌に密着しやすく、汗や摩擦で落ちにくい点も魅力的です。

制汗剤の使用によって赤みやかゆみが気になる方にとって、HUNDRED DOCTORのわき用クリームは、安心感と快適さを両立したおすすめの選択肢となるでしょう。

まとめ

脇のかゆみは、制汗剤が合わないサインであることも少なくありません。

原因は成分の刺激やバリアの低下・常在菌の減少などさまざまなものが考えられます。

安心して制汗剤を使うために、低刺激の製品を選んだり、正しい使い方を守ったりすることも大切です。

自分の肌に合ったアイテムで、毎日のケアを心地よく続けましょう。

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