プラスミン
プラスミンは、体内に存在するたんぱく質分解酵素の一種で、主に血栓(血の塊)を溶かす働きを持ちます。
もともとは血液循環や組織修復に関わる重要な成分で、美容医療ではこの線溶(せんよう)作用を活用し、くすみ・むくみ・血行不良による肌トラブルの改善や、施術後の回復促進、肌再生のサポートなどを目的に応用されています。
特に注目されているのは、プラスミンによって真皮の線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を助けることから、アンチエイジング成分として活用されています。
しかしプラスミンが体内で発生するとメラノサイトを活性化させる物質も作られ、シミができやすくなる可能性があります。その場合、トラネキサム酸という成分で過剰な生成を抑えることができます。