両親媒性

両親媒性とは、「水になじむ親水性」と「油になじむ親油性」の両方の性質を持つ分子構造を指し、水と油を仲立ちし、界面での安定化や成分の浸透・乳化・洗浄などを可能にします。
成分としては界面活性剤やリン脂質などがあり、界面活性剤は洗剤やシャンプーに利用され、水と油の汚れを効果的に落としたり、化粧品などの乳液やクリームを安定させたりすることが可能です。
リン脂質は体の細胞膜の主成分で、体内で脂肪を運搬・貯蔵される際に、たんぱく質と結びつける役割があります。