蒙古斑
生まれたばかりの赤ちゃんのおしりや背中の下部に見られる青紫色〜灰色のあざ(色素斑)で、生まれつき存在することが多い先天性の皮膚の色素沈着です。
正式には「真皮メラノサイトーシス」と呼ばれ、真皮層にメラノサイト(色素細胞)が異所性に存在してメラニン色素を産生することで青みがかって見えるのが特徴です。
これは皮膚の奥深くにあるメラニン色素が原因で、主にアジア人やアフリカ人などの肌が色素豊富な民族に多く見られるます。
蒙古斑は通常、成長と共に自然に消えるため心配いりませんが、稀に残ったり、異所性蒙古斑としてほかの部位に現れることがあります。