デスモグレイン
デスモグレインは、角質層における細胞同士の接着役を担うタンパク質で、デスモソーム(特にコルネオデスモソーム)の主成分です。
ケラチノサイトと呼ばれる皮膚細胞同士をしっかり結びつけ、肌のバリア機能や構造的安定性を支える重要な役割を果たしています。
この接着は、カルシウム依存性で安定的に維持されますが、必要に応じてKLK酵素(KLK5・KLK7など)によって分解され、古くなった角質が自然に剥がれるターンオーバーの一環として機能します。
つまり、デスモグレインは肌の健康と若々しさを保つためのキーとなる成分です。