デスモソーム
デスモソームは、細胞同士を強くつなぐ接着構造の一種で、特に皮膚の表面や心筋、腸などの組織で重要な役割を果たしています。
細胞間をカドヘリンファミリーのデスモグレインとデスモコリン、さらにプラークタンパク質(プラーキグロビンなど)でつなぎ、ケラチンフィラメントへとつながる構造を形成し、組織の構造的強度を保っています 。
皮膚においてはデスモソームが角質細胞同士の結合を支えることで、物理的刺激や病原体の侵入から肌を守るバリア機能を担っています。
適切なタイミングでこの接着構造が分解されることによって、古い角質が自然に剥がれ落ち、ターンオーバーが円滑に行われるようになります。