DHICA(5,6-ジヒドロキシインドール-2-カルボン酸)
DHICA(5,6-ジヒドロキシインドール-2-カルボン酸)は、メラニン生成過程の中間代謝物質の一つで、特に黒褐色のユーメラニンの生成に関連しています。
チロシンやドーパの酸化によって生成されたドーパキノンがさらに反応し、DHIやDHICAが生成され、それらが酸化・重合することで、最終的なメラニン色素が形成されます。
美容医療においては、DHICAの産生や酸化反応を抑えることで、シミ・くすみ・肝斑・炎症後色素沈着(PIH)などを予防・改善することが可能とされ、美白治療やレーザー後の色素ケアで重要なターゲットとなっています。