
汗っかきを根本から改善!体質を整える生活習慣と対策を解説
会議中に背中が汗でびっしょりになったり、電車で脇の汗が気になったりと、「汗っかき」ならではのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では汗っかき体質を根本的に改善したい方に向け、原因から改善方法までを総合的にご紹介します。

Contents
汗っかき体質は改善できる?

汗っかきの原因
汗をかく仕組みには、主に3つのパターンがあります。
- 精神性発汗
緊張したときに交感神経が活発になり汗が出る - 代謝による発汗
代謝が高い人は体内で熱が多く発生するため汗をかきやすくなる - ホルモンバランスによる発汗
女性の生理前・更年期や思春期の男性など、ホルモンの変化で汗が増える
日常生活に支障をきたすほど異常に汗をかく状態は「多汗症」と呼ばれます。
一般的な汗っかきとの違いはその量と頻度で、どんな状況でも常に大量の汗が出続けるようであれば多汗症の可能性があります。
体質改善は本当に可能?
結論から言うと、完全に汗っかきを治すことは難しいですが、症状の緩和は可能です。
日々の生活習慣を見直すことで、汗の量をコントロールできるという内容は、科学的に証明されています。
特に重要なのは自律神経のバランスを整えることです。
適度な運動や質の良い睡眠・ストレス管理などを通じて、過剰な発汗を抑えられます。
また、意外と知られていないのは、汗の質は自力で変えられるという点です。
食生活の見直しはもちろん、特に玉ねぎやニンニクなどの刺激物を控えめにすることで、汗の臭いを大きく軽減できます。
栄養バランスの良い食事を心がけるだけでも、体からの余分な熱や老廃物の排出スムーズになり、臭いの軽減につながるでしょう。
関連記事:足の臭いが洗っても取れないのはなぜ?|内臓が原因?治し方を紹介
汗っかき体質を改善する生活習慣

控えるべき飲食物
食べ物と汗の量には密接な関係があります。
日頃の食事内容を見直すだけでも、汗の量をコントロールできます。
以下に挙げた食材は、なるべく控えるのがポイントです。
唐辛子に含まれるカプサイシンは体温を上昇させて発汗を促します。
また、コーヒーや緑茶・エナジードリンクなどに含まれるカフェインは交感神経を刺激して汗腺を活発にします。
アルコールも発汗を促すため、お酒を飲んで顔が赤くなる方などは特に注意が必要です。
汗を抑える食べ物
日々の食事を少し工夫するだけで、発汗量を抑えることにつながります。
まず、カリウムを含む食材を意識的に摂取するところから始めましょう。
- バナナ
- アボカド
- ほうれん草
カリウムは汗で失われるミネラルを補給し体内バランスを整えてくれます。
また、ビタミンBも汗対策に効果的な栄養素です。
自律神経のバランスを整えるほか、肌の調子も上向きになるため、以下のような食材を積極的に摂りましょう。
- 豚肉
- レバー
- 玄米
飲み物は、意外にも冷たいものより温かいものが効果的です。
温かいお茶や白湯を少しずつ飲むことで、体内の熱が緩やかに発散され、汗の急な噴出を防ぎます。
自律神経を整える
汗の分泌は自律神経によってコントロールされているため、このバランスを整えることが美肌への近道になります。
特に緊張する場面などでは、「4秒吸う→6秒吐く」を繰り返す深呼吸を試し、気持ちを落ち着ける工夫を心掛けましょう。
また、無理のない運動を習慣化したり、ぬるめのお湯に浸かったりと、ストレスの溜まらない身体作りも有効です。
睡眠とストレス対策
質の良い睡眠は、自律神経のバランスを整えるために欠かせません。
寝る前はスマホやパソコンの使用を控え、ブルーライトによる活性化を防ぎます。
また、寝室の温度は26℃以下、湿度は50~60%が理想的です。

汗っかきに効くサプリ・漢方

発汗を抑える栄養素
発汗を抑えるためには、以下の栄養素が効果的です。
いずれも毎日の摂取が難しい場合は、サプリメントも有効です。
漢方で内側から改善
漢方薬は体質そのものにアプローチするため、汗っかきの改善に効果的です。
「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」は、精神的な緊張からくる発汗に効果があります。
緊張すると手のひらや脇の下が汗ばむタイプの方におすすめです。
「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」は、のぼせやほてりによる多汗に効果的です。
顔や上半身を中心に汗をかきやすい方に向いています。
ただし、漢方薬は個人の体質に合わせて選ぶことが大切です。
市販薬を試す前に、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
制汗剤による汗っかき対策

制汗剤の仕組みと成分
制汗剤は一時的な対策ですが、即効性があるため便利です。
制汗剤の主成分である塩化アルミニウムは、汗腺の出口を一時的に塞ぎ、汗の分泌を抑えます。
濃度が高いほど効果も高くなりますが、肌への刺激も強くなるので注意が必要です。
最近は、天然由来成分を使った制汗剤も増えています。
ミョウバンや緑茶エキスなどが配合されたものは、肌に優しく使い続けられるのが魅力です。
部位別の使い分け
汗をかく場所によって、使う制汗剤を変えるのも効果的です。
脇の下には、ロールオンタイプやクリームタイプがおすすめです。
塗りやすく、長時間効果が持続します。
手のひらや足の裏には、スプレータイプよりもシートタイプが使いやすいでしょう。
外出先でも手軽に使えて便利です。
効果を高める使い方
制汗剤の効果を最大限に引き出すには、使い方も重要です。
最も効果的なのは、就寝前に塗ることです。
夜は汗の分泌量が少なく、制汗成分が汗腺にしっかりと作用します。
朝シャワーを浴びても効果は持続するため、ぜひ試してみてください。
また、制汗剤を塗る前には肌を清潔にし、水分をしっかり拭き取ることが大切です。
汗や水分が残っていると、効果が半減してしまいます。
一度に大量につけるよりも、薄く何度か重ねて塗る方が効果的です。

汗対策のセルフケアで改善しないときは

病院受診のタイミング
セルフケアを続けても汗の量が改善しない場合は、専門医への相談を検討しましょう。
特に、以下のような症状がある場合は、多汗症の可能性があります。
- どんな状況でも常に大量の汗が出る
- 夜間に寝汗が異常に多い
- 片側だけ極端に汗をかく
- 生活に支障をきたすほど汗が気になる
皮膚科や心療内科・自律神経専門の内科などで相談できます。
どの科を受診すべきか迷ったら、まずは皮膚科を訪ねてみるといいでしょう。
医療機関での治療方法
病院では、あなたの症状に合わせたさまざまな治療法を提案してもらえます。
塩化アルミニウムを高濃度で含む医療用制汗剤は、市販品より効果が高いです。
医師の指導のもとで使用することで、肌トラブルのリスクも軽減できます。
また、イオントフォレーシスという治療法もあります。
微弱な電流を流した水に手足をつけることで、汗腺の働きを抑制します。
週に数回の治療で効果が現れ、副作用も少ないのが特徴です。
重度の多汗症には、ボツリヌス注射(ボトックス注射)も効果的です。
汗腺へ伝わる神経信号を遮断して、汗の分泌を抑え、効果は半年ほど持続します。
さらに重度の場合は、交感神経を遮断する手術も選択肢になります。
ただし、代償性発汗(別の部位で汗が増える)などのリスクもあるため、慎重な検討が必要です。
関連記事:汗が臭い原因と対策を男女別にわけて解説|匂いの特徴についても
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まとめ
汗っかき体質の改善には、日常生活の見直しが大切です。
- 辛い食べ物やカフェイン、アルコールを控える
- 自律神経を整える習慣を取り入れる
- 質の良い睡眠とストレス管理を心がける
- 必要に応じてサプリメントや漢方薬を活用する
- 制汗剤は就寝前に使うのが効果的
これらの対策を組み合わせることで、少しずつではあるものの汗っかきの改善につながるでしょう。
参考文献
『ちょっと動くと汗が出る』のは代謝が良い証拠?【※原因と対策】
汗っかきは多汗症!? 多汗症の見分け方と漢方でみる「あなたの汗タイプ」の原因とおすすめ食べ物
汗っかきを体質改善したい!具体的な方法と多汗症との違いまで徹底解説!|ニフティ温泉
カリウムは汗をコントロールできる!?多汗症とカリウムの関係とおすすめの摂取方法