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ボディクリームの正しい使い方を解説|乾燥対策に効果的な方法とは?

ボディクリームの正しい使い方を解説|乾燥対策に効果的な方法とは?

ボディクリームは毎日使うアイテムですが、正しい使い方を知らずに効果を十分に活かせていない方が多いのが現状です。

塗り方やタイミングを少し工夫するだけで、同じクリームでも保湿効果を格段に高めることができます。

この記事では、基本的な使い方から部位別のケア方法、さらには意外な活用法まで詳しく解説します。

効率的なボディケアで、理想の肌を手に入れていきましょう。

ボディクリームの正しい使い方

ボディクリームの正しい使い方を解説|乾燥対策に効果的な方法とは?

適量を使用する

ボディクリームの効果を最大限に引き出すには、適量を守ることが大切です。

基本の目安量は以下の通りです。

  • 腕全体:500円玉大
  • 脚全体:500円玉2枚分
  • 背中:500円玉1枚分

乾燥がひどい時期は少し多めに、夏場のベタつきが気になる時は控えめにするなど、肌の状態や季節によって調整が必要です。

塗る前に手で温める

冷たいクリームをそのまま肌に塗ると、なじみが悪くて効果も半減してしまいます。

手のひらでクリームを軽く温めると、肌への密着度がぐんと上がります。

手のひら全体にクリームを広げて、10秒ほど軽く揉み込むようにしてください。

この一手間で、クリームが肌に浸透していくのを実感できるはずです。

肌が濡れた状態で塗る

肌が少し湿った状態で塗ることで、肌へよくなじむようになります。

お風呂上りに完全に水分を拭きとらず、軽くタオルで押さえて水滴を取る程度にとどめておきましょう。

この湿った状態でクリームを塗ると、水分と油分が混ざり合って、より深い保湿効果が期待できます。

擦らず優しくなじませる

強い摩擦は肌への刺激となり、かえって乾燥や色素沈着の原因になってしまいます。

正しい塗り方は、手のひら全体を使って優しく円を描くようになじませることです。

特に関節部分は皮膚が薄いので、より丁寧に扱ってあげてください。

部位別|ボディクリームの使い方

首・デコルテ

ボディクリームの正しい使い方を解説|乾燥対策に効果的な方法とは?

首とデコルテ(鎖骨周辺から胸元にかけての部分)は意外と見落としがちですが、実は年齢が出やすい部分でもあります。

この部分の皮膚は顔と同じくらいデリケートなので、特に丁寧なケアが必要です。

首筋は下から上へ、デコルテは中央から外側に向かって塗りましょう。

リンパの流れを意識して、軽くマッサージするように塗ると血行も良くなって一石二鳥です。

背中

ボディクリームの正しい使い方を解説|乾燥対策に効果的な方法とは?

背中も乾燥しやすい部位なのでケアを怠ってはいけません。

塗りにくい部分には、柄の長いボディブラシやタオルを使う方法もありますが、おすすめは「手が届く範囲から徐々に広げていく」方法です。

肩甲骨の下あたりから始めて、少しずつ範囲を広げていけば案外塗ることができます。

ひじ・ひざ

ひじやひざは皮膚が厚く、特に乾燥しやすい部位です。

ここには通常より多めの量を使って、しっかりと保湿してあげましょう。

関節部分は動きが多いので、朝晩の2回塗りがおすすめです。

特に冬場は、外出前にもう一度軽く塗っておくと、一日中しっとり感をキープできます。

かかと

かかとは体重がかかる部分なので、皮膚が厚くなりやすく、普通のクリームだけでは保湿が追いつかないこともあります。

かかとケアのコツは「重ね塗り」です。

まず薄く全体に塗って浸透させ、その後もう一度厚めに塗ります。

夜寝る前には、クリームを塗った後に靴下を履いて寝ると、効果的に保湿することができます。

ボディクリームを使うベストなタイミング

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基本はお風呂上り

ボディクリームを塗る最適なタイミングは、肌が「清潔」「湿っている」「柔らかくなっている」状態です。

この条件がそろっているのはお風呂上りです。

入浴後の肌は水分を含んでいる一方で、時間が経つと急激に乾燥が進んでしまいます。

理想的なのは、お風呂から出て5分以内にクリームを塗ることです。

ただし、熱いお湯に長時間浸かった後は肌がほてっているので、少し体温が落ち着いてから塗るようにしましょう。

肌が火照りすぎていると感じる時は、2〜3分待ってから塗り始めても大丈夫です。

季節によって使い方を調整

春夏と秋冬では、肌の状態も使うクリームのタイプも変えていくのが理想的です。

春夏のケアポイント

暖かい季節は、さっぱりタイプのクリームを選んで快適な使い心地を保ちましょう。

紫外線で傷んだ肌には、アロエやカモミールなど鎮静効果のある成分が入ったクリームを選ぶと、ダメージをケアしながら保湿できます。

秋冬のケアポイント

寒い季節は、こってりタイプのクリームでしっかりと保湿することが重要です。

朝晩の2回塗りを基本として、特に乾燥がひどいひじやひざ、かかとなどの部分には重ね塗りをして集中的にケアしましょう。

ボディクリームの応用的な使い方

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香りづけとして使う

ボディクリームは保湿だけでなく、自然な香りづけにも活用できます。

香水ほど強くないので、職場でも使いやすいのが嬉しいポイントです。

香りを楽しみたい時は、手首や首筋など体温の高い部分に塗ると、ふんわりと香りが立ち上がります。

ただし、香りの強いクリームを使う時は、普段使っている香水やヘアケア用品との相性も考えて選んでください。

マッサージクリームとして活用

適度な滑りがあるボディクリームは、セルフマッサージにもぴったりです。

特に脚のむくみが気になる時には、マッサージしながらクリームを塗ることで血行促進とスキンケアが同時にできます。

足首から膝に向かって、手のひら全体を使って押し上げるようにマッサージしてみてください。

毛先のヘアケアに応用する

ボディクリームは毛先のケアにも使えます。

使い方は簡単で、手に残ったクリームを毛先だけに軽くなじませるだけです。

ただし、根元につけるとベタつきの原因になるので、毛先から中間部分までにとどめておきましょう。

ボディクリームの選び方のポイント

ボディクリームの正しい使い方を解説|乾燥対策に効果的な方法とは?

成分表示を見て保湿力を確認する

ボディクリームを選ぶ時は、パッケージの見た目だけでなく、成分表示もしっかりチェックしましょう。

保湿効果の高い成分として注目したいのは以下の通りです。

  • セラミド:肌のバリア機能をサポート
  • ヒアルロン酸:水分を抱え込む力が強い
  • グリセリン:肌なじみが良く刺激が少ない
  • スクワラン:皮脂に近い成分で浸透しやすい

これらの成分が上位に記載されているものを選ぶと、しっかりとした保湿効果が期待できます。

香りや使用感の好みも考慮する

毎日使うものだからこそ、香りや使用感は重要なポイントです。

可能であれば、購入前にテスターで試してみることをおすすめします。

特に敏感肌の方は、パッチテストを行ってから本格的に使い始めると安心です。

肌質に合ったタイプを選ぶ

肌質によって最適なクリームのタイプは異なります。

自分の肌質を理解して、それに合ったものを選びましょう。

乾燥肌

乾燥肌の方には、こってりしたテクスチャーでしっかりと保湿できるタイプがおすすめです。

特に以下のような特徴を持つクリームを選ぶと効果的です。

  • セラミドやヒアルロン酸配合のもの
  • 無香料・無着色のもの
  • 保湿成分が豊富に含まれているもの

敏感肌

敏感肌の方は、刺激の少ないものを慎重に選ぶ必要があります。

以下のポイントを確認してください。

  • アルコールフリーのもの
  • 香料や着色料が少ないもの
  • 赤ちゃんでも使えるような低刺激タイプ

脂性肌

脂性肌の方は、ベタつきを抑えながらも適度な保湿ができるタイプが理想的です。

  • さっぱりしたテクスチャーのもの
  • ベタつきにくい処方のもの
  • 軽い使用感のミルクタイプ

まとめ

ボディクリームは単に「乾燥した時に塗るもの」ではなく、正しい使い方をマスターすることで美肌への強い味方になってくれます。

今回ご紹介したポイントをまとめると

  • 適量を手で温めてから、湿った肌に優しくなじませる
  • お風呂上り5分以内の塗布がゴールデンタイム
  • 部位別の特徴を理解して塗り方を変える
  • 季節や肌質に合わせてクリームを選ぶ

今日からぜひ実践して、触れたくなるようなしっとり肌を手に入れてください。

参考文献

“塗るだけ”じゃもったいない!ボディクリームの効果を最大限に引き出す方法 – PLATHLONE
ボディクリームの基本の使い方をおさらい!塗るタイミングや適量、頻度目安を確認しよう | RAXY(ラクシー)
ボディクリームの塗り方や効果的なタイミングをご紹介

この記事を書いた人

No,001 辺士名 盛之

経歴

  • 2021  三重大学医学部医学科卒/四日市羽津医療センター
  • 2023  西春内科・在宅クリニック 副院長
  • 2023  千葉内科・在宅クリニック 院長
  • 2024  千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック 院長

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